複数の顔をひとつのHUBに|複業の肩書きをまとめる予約リンクの作り方
· Norimitsu Shida · Kiruck Inc.
要点
本業+顧問+コーチなど複数の肩書きを持つなら、リンクを顔ごとに分けるほど機会を取りこぼします。TenbinのHUBに全セッションを束ね、ブランドを統一し、ダブルブッキングを防ぐ方法を解説します。
結論を先に。本業も、顧問も、コーチも、登壇も——あなたの「顔」が増えるほど、それぞれにリンクを用意すると相手は迷い、機会は分散します。TenbinのHUBは、複数のセッションを1つのプロフィールページに束ね、URLひとつで全部に到達させる仕組みです。配るリンクは1本、見せる顔は何通りでも。これが新タグライン「One link for every side of you」の中身です。
この記事では、なぜ顔ごとにリンクを分けると損なのか、HUBにどうセッションを束ねるか、ペルソナ別の見せ方、ブランドの統一、ダブルブッキング防止、そして実際の活用シーンまでを、Tenbinの実機能だけで整理します。要点はこうです。顔ごとにリンクを分けると、連絡先が分散し、取りこぼしが増え、ブランドが薄まります。HUBはプロフィール+全セッションを1ページに集約し、/book/u-{id} で一覧、/book/h/{handle} で特定セッション直リンク(2カラムでカレンダー先出し)を提供します。表示名・写真・あいさつ文・アクセント色を1か所で統一でき、どの顔でもブランドがブレません。さらに最大10のGoogleカレンダーをFree/Busyだけで集約し、サーバー側ロックでダブルブッキングを防ぎます。
なぜ顔ごとにリンクを分けると損なのか
複業を続けていると、いつのまにかリンクが増えています。本業の問い合わせフォーム、顧問契約用のCalendly、コーチング申込のGoogleフォーム、登壇依頼はDMで——。一見ちゃんとしているようで、実は機会を漏らし続けている状態です。
連絡先が分散する
相手は「あなたに会いたい」のであって、「あなたの3番目の肩書き専用ページ」を探したいわけではありません。リンクが散らばるほど、相手は正しい入口を選ぶ手間を負い、その手間の分だけ離脱が増えます。名刺には顧問用、SNSには本業用、と出し分けていれば、「コーチングも頼みたかったのに気づかなかった」という取りこぼしが必ず起きます。
ブランドが希薄化する
ページごとに写真が違う、肩書きの表記がバラバラ、あいさつ文のトーンも統一されていない——これは相手から見ると「別人が3人いる」ように映ります。本来は1人の専門家が持つ複数の強みなのに、分散したリンクはその総和をむしろ小さく見せてしまいます。ポートフォリオワーカーの価値は「複数の顔が1人に同居していること」そのものなのに、です。
管理コストと予約事故が増える
入口が増えれば、空き時間の管理元も増えます。別々のツールで予約を受けていると、片方で埋まった時間にもう片方で予約が入る——いわゆるダブルブッキングのリスクが上がります。リンクを束ねることは、見た目の問題であると同時に、運用の安全性の問題でもあります。
HUBに複数セッションを束ねる
TenbinのHUBは、あなたのプロフィールと、提供している全セッションを1ページにまとめた集約ページです。考え方はシンプルで、「人」を見せるページと、「個々のセッション」へ飛ぶ入口を、ひとつのURLの中で両立させます。
/book/u-{id}:メニュー一覧として配る
/book/u-{id} は、あなたの全セッションがメニューのように並ぶHUBのトップです。相手はまずあなたという人物(表示名・写真・あいさつ文)を見て、それから「壁打ち30分」「顧問相談」「登壇依頼」など、目的に合うセッションを選びます。SNSのbioや名刺に載せるのはこの1本でいい。どの顔の依頼でも、ここから入れます。
/book/h/{handle}:特定セッションへの直リンク
特定のセッションだけを案内したいときは /book/h/{handle} を使います。たとえば登壇オファーのメールには、登壇相談セッションの直リンクを貼る。このページは2カラム構成で、カレンダー(空き枠)を先に見せる設計になっているため、相手は説明を読み込む前に「いつ空いているか」をすぐ確認でき、予約までの距離が短くなります。
| URL | 役割 | 主な使いどころ |
|---|---|---|
| /book/u-{id} | プロフィール+全セッション一覧 | SNS bio、名刺QR、メール署名の常設リンク |
| /book/h/{handle} | 特定セッションの直リンク(カレンダー先出し) | 個別の提案メール、特定オファーへの誘導 |
つまり、普段はHUB一覧を配り、ピンポイントで動かしたいときだけ直リンクを使い分けるのが基本形です。
ペルソナ別の見せ方
複数の顔をひとつのHUBに載せるとき、ただ並べるだけではもったいない。価格帯と目的を意識して並べると、HUBそのものが営業導線になります。
入口は無料・低ハードルから
たとえば先頭に「無料の壁打ち15〜30分」を置くと、初めての相手でも気軽に最初の接点を持てます。Tenbinでは有料・無料のセッションを同じHUBに共存させられるので、無料の入口で信頼をつくり、その先に有料の本命を用意するという階段を1ページで設計できます(無料招待リンクの作成はProプランの機能です)。
本命は高単価アドバイザリーへ
無料の壁打ちの次に、「顧問アドバイザリー」「コーチングパッケージ」といった高単価セッションを置きます。相手は無料接点であなたの専門性を確かめてから、本命の予約に進めます。本業・顧問・コーチ・登壇という複数の顔も、「軽い相談 → 深い関与」という順番で並べると、どの顔がどんな課題に効くのかが一目で伝わります。ポイントは、ペルソナごとに別ページを作らないこと。1つのHUBの中で、セッションという単位で顔を切り替える。これがマルチペルソナを「分散」ではなく「厚み」に変える見せ方です。
ブランドを統一する
複数の顔を1ページに束ねても、見た目がバラつけば台無しです。Tenbinのプロフィール項目を使えば、HUB全体のトーンを1か所でそろえられます。表示名は、すべての顔に共通する「あなたの名前」を主役にし、肩書きはセッション側で表現します。プロフィール画像は1枚に統一する——顔写真が一貫していると、どのセッションから来ても「同じ人だ」と即座に伝わります。あいさつ文(長文)では、複数の顔を1つのストーリーとして語り、「普段は〇〇、加えて〇〇の相談も受けています」と厚みを言葉で示します。アクセント色はHUB全体のテーマカラーを1色決め、ボタンや見出しに反映させて名刺やSNSの世界観ともそろえます。タイムゾーン・言語は、相手に表示される基準を整え、海外の相手にも誤解なく届けます。
これらは追加の特別機能ではなく、プロフィールの既存入力項目だけで完結します。「別人が3人」ではなく「強みが3つある1人」として見せる——それがHUBでのブランド統一の狙いです。
ダブルブッキングを防ぐ
顔が増えても、あなたの体はひとつ。空き時間の真実の所在地もひとつであるべきです。TenbinのHUBは、最大10個のGoogleカレンダーを集約して空き状況を判定します。読み取るのはFree/Busy(空き・予定あり)の情報だけで、イベントの中身(タイトルや参加者)は読みません。本業のカレンダー、顧問業のカレンダー、プライベートのカレンダーをまとめて参照すれば、どれか1つでも予定が入っている時間は、HUB上で自動的に「予約不可」になります。
接続はOAuth 2.0、保存はAES-256-GCMで暗号化。さらに予約確定はサーバー側のロックで処理されるため、同じ枠に2件の予約がすべり込むことはありません(ミラーリングは行わず、あくまで空き判定にのみカレンダーを使います)。複数の顔を1人で回すポートフォリオワーカーほど、この「真実の空き状況がひとつに集約される」効果は大きくなります。
HUBの活用シーン
HUBは作って終わりではなく、配ってこそ働きます。配り先は基本的に1本のリンクでまかなえます。SNSのbioでは、XやInstagram、LinkedInのプロフィールリンクをHUB(/book/u-{id})にする——どの顔のフォロワーも、同じ入口から目的のセッションへ。名刺のQRコードでは、紙の名刺にHUBのQRを刷る——交換した相手は、その場で「壁打ち」も「顧問相談」も選べ、肩書きごとに名刺を刷り分ける必要がない。メール署名では、返信のたびに署名のHUBリンクが静かに営業してくれる——特定の提案では /book/h/{handle} の直リンクに差し替える。一本のリンクが、あなたのすべての顔の玄関になる。これがHUBの実用価値です。
まとめ
複業の価値は「複数の顔が1人に同居していること」です。リンクを顔ごとに分けるほど、その価値はバラバラに見え、機会も漏れていきます。TenbinのHUBは、全セッションを1ページに束ね、ブランドを統一し、最大10のGoogleカレンダーでダブルブッキングを防ぎながら、たった1本のリンクであなたのすべての顔を見せる仕組みです。配るリンクは1本、見せる顔は何通りでも。あなたのHUBを、今日つくってみてください。
FAQ
- 顔(肩書き)ごとに別々のHUBを作るべきですか?
- 基本は1つのHUBに集約することをおすすめします。HUBの中でセッションを分ければ、本業・顧問・コーチといった顔を1ページ内で出し分けられます。ページを分けるほど、本記事で述べた連絡先分散・ブランド希薄化が起きやすくなります。
- 無料セッションと有料セッションを同じHUBに置けますか?
- はい。無料の壁打ちと高単価のアドバイザリーを同じHUBに並べ、「無料の入口 → 有料の本命」という導線を作れます。なお無料招待リンクの作成はProプランの機能です。
- HUBはどのプランで使えますか?
- HUBはFree・Pro共通で使えます。違いは手数料率(Free 10%/Pro 5%)、集約できるGoogleカレンダー数(Free 最大3/Pro 最大10)、無料リンクの可否、「Powered by Tenbin」表示の有無、アナリティクスの粒度などです。
- ダブルブッキングは本当に防げますか?
- 最大10個のGoogleカレンダーをFree/Busyで集約し、いずれかに予定がある時間は予約不可になります。確定処理はサーバー側ロックで行うため、同一枠への二重予約を防ぎます。
- カレンダーの中身(予定の詳細)はTenbinに見られますか?
- いいえ。読み取るのは空き・予定ありのFree/Busy情報のみで、イベントのタイトルや参加者などの内容は読みません。接続はOAuth 2.0、保存はAES-256-GCMで暗号化されます。
- 海外の相手にも対応できますか?
- はい。プロフィールでタイムゾーンと言語を設定でき、ゲスト向けUIは5言語に対応、決済はStripe Connectで42カ国以上・複数通貨に対応し、価格は買い手の通貨で表示されます。
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